2011年3月11日
なんの前触れもなく、突如
地震、津波、原子力発電所事故の複合災害に見舞われた
福島県双葉郡浪江町
かつて、“日本で一番海に近い酒蔵”として
請戸地区で「海の酒」を醸し続けてきた
株式会社鈴木酒造店の蔵元・杜氏、鈴木大介氏もまた
故郷を奪われたひとりである
当時、蔵も母屋も津波に流され
がれきの山となった故郷を前に
なすすべもなく立ち尽くしていた鈴木氏だが
「もう一度、浪江の酒を造ってほしい」
連日、地元の人々の声が届いた
避難先で出会った人たちの想いに応えたい
心の拠り所となる酒を造りたい、と
弟の荘司氏と共に奮起
2011年11月、山形県で人生を賭けた挑戦がはじまった
東日本大震災から10年
長い歳月を経て、再び浪江町で酒を醸す
浪江町の復興を願い、力強く歩む鈴木兄弟の想いに迫る
大橋 奈央2022.02.21
震災という試練を乗り越え
復興を願い力強く歩む鈴木酒造店
株式会社鈴木酒造店 様
PROFILE
代表者 | 代表取締役 鈴木 大介 |
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所在地 | 福島県双葉郡浪江町大字幾世橋字知命寺40 |
創業 | 天保年間 |
事業内容 | 日本酒の醸造および販売 |
HP | 株式会社鈴木酒造店長井蔵 < http://www.iw-kotobuki.co.jp/ > 株式会社鈴木酒造店浪江蔵 < http://iwakikotobuki-namie.com/ > |