MILLING METHOD 精米について

さまざまな種類の日本酒の中でも人気の高い「吟醸酒」が発展した背景には、当社の技術も大きく寄与しています。
古くから日本屈指の酒どころであった兵庫の灘は、急流河川に恵まれていたことから、水車を動力源に高度の精米を行ない、高品質の酒を醸造していました。河川を動力に利用できなかった広島では、人力による足踏み式の精米が主流でしたが、1896(明治29)年に、当社創業者の佐竹利市が、苦心の末に国内初の動力式精米機を発明。その後も改良を重ねて1908(明治41)年に研削式精米機を開発し、吟醸酒に必要な高精白の精米を可能にしました。
吟醸酒が発展し、西条が「日本三大酒どころ」の一つとして知られるようになる過程において、当社の動力式精米機は欠かせないものだったと言われています。