米の真価を吟味して醸す
1990年代初頭、当時東京国税局鑑定官室長を務めていた齋藤富男氏が、
新たな精米方法として「扁平精米」※を論証しました。
これは日本酒の雑味のもととなる不要な部分だけを効率的に削り取ることで、よりスッキリとした繊細な酒を醸すことができる精米方法です。
多くの課題があり実用化が難しいと考えられてきましたが、新型醸造精米機の誕生により、近年、少しずつ扁平精米による酒造りに挑戦する蔵元が増えています。
サタケは、日本酒を愛するすべての人々の共通言語として、
「扁平精米」に由来する技術、米、酒の総称を「真吟」と命名しました。
これは、日本酒の新たな可能性を切り拓く、革新的な磨き方。
米の真価を吟味する「真吟」の歴史が始まります。
※ 日本醸造協会誌(1993) 第88巻 第3号 「酒造用白米の形状と精米効率」引用